グローバル経営に不可欠なデータ管理基盤の構築法を徹底解説グローバル経営管理の観点で見たとき、国内外の拠点から日々収集されるビッグデータの価値を最も左右するのは、実は高速なデータ処理技術でもなければ統計分析スキルでもありません。「A商品1個当たりの粗利が少ない国はどこか」などの、横串を刺した集計・分析を行うには、まず「データのかすがい」が不可欠なのです。これに相当するのが「マスターデータ」です。このためには「『商品1個』とは何を意味するのか」などの業務用語とデータの定義をグローバルでそろえていく取り組みが必要です。国内トップレベルのコンサルティングファームが、味の素・アシックス・花王といった日本企業の先進事例を基に、マスターデータ管理(MDM)のノウハウを書き下ろしました。≪目次≫【第1章】 データ活用の「おや・まぁ・へぇ」 [1-1] 世の中に溢れ始めたデータ [1-2] データを有効に活用しきれない企業 ほか【第2章】 IT基盤構築に取り組む先駆者 [2-1] マスターデータ管理のプロフェッショナルとは [2-2] 「マスターデータ管理は経営判断をサポートするもの」 …味の素 監査部 内部統制評価グループ 専任部長 西川 一哉氏 ほか【第3章】 マスターデータ管理プロジェクトへの取り組み方 [3-1] プロジェクトの全体像 [3-2] フェーズ1 ~企画~ ほか【第4章】 マスターデータ管理を実践した企業の10年後 [4-1] それから10年後 ほか