企業はもはや社員を型にはめることはできない。個々の社員の力を最大限に引き出すことが必須だ。命令せず、強調し、違いを活かすオーケストラ型のマネージメントがリーダーの最大のスキルになる。男性的な“強いリーダー”(α型リーダー)のもと、軍隊型のトップダウンで現場を率き、目標達成する―。もはや、そんな一本調子な組織と人材では社員をまとめることができず、企業としても生き残れない。本書は、動物行動・心理・社会学などの知見を活かし、「企業人類学」という独自の切り口で、新しい組織のリーダーシップとキャリア形成の在り方について提案する。