大学を出ても4人にひとりは安定した仕事に就けない、就職大困難時代です。平成の就活は、親が体験した昭和の就活とはまったく違うシステムになっています。就活は、長期化、早期化、煩雑化しており、学生たちはその中で疲弊し、就活が原因のうつや自殺も増えています。長男の就職が大学4年12月まで決まらず、就活が444日もかかったことをきっかけに、現在の就活に疑問を持った筆者が、企業の採用担当者、大学のキャリアセンター、研究者、専門家等々に取材して明らかになった平成の「シュウカツ」の驚くべき実態を伝えます。就活生の親としてこれだけは知っておきたいこと、どう子どもにかかわるべきか、親がすべきこと、してはいけないことなど、就職大困難時代の乗り切り方の詳細も紹介しています。