あらすじ1985年、生まれて間もないメンフクロウのひなが、カリフォルニア工科大学のフクロウ研究室で保護された。翼の神経に障害があって野生には戻せないため、研究室の助手をつとめていたステイシーが、自宅で引き取ることに。冷蔵庫は餌のネズミでいっぱい、最愛の彼は逃げていく、いろいろな騒動に巻き込まれながらも、メンフクロウの珍しい生態が愛情深く描かれる。やがて彼女自身が重い病になり、生活がままならなくなるが――。本書は著者ステイシーと、ウェズリーと名づけられたフクロウとの19年間の心温まる交流の記録。型破りで奇妙な生活の中に、動物との愛情がひしひしと感じられる感動作。