あらすじヨーロッパを席巻した北斎、歌麿の19世紀末ジャポニズム。いま、宮崎駿が、エヴァが、ポケモンが創り出す新ジャポニズムが世界を魅了する秘密とは? 東京在住のアメリカ人ライターが描いた「夢の国」のクリエーターと消費者の物語。「バブルの崩壊、政治的カオス、若年世代のバーチャル逃避など、日本が数十年早く経験した現象がいまや他の国にも起きている。日本が作ってきたのは、単なる製品ではなかった。これまでになくつながっているかと思えば、これまでになく孤立する奇妙な新しい世界を旅するためのツールだった。日本のクリエーターと消費者は単なるトレンドセッターではなかった。先進国が迎えた晩期資本主義世界で、彼らは未知の領域のすこし先を歩いていたのである。」(本書序章から)