多くの企業はイノベーションを実施しようとしても、実際はなかなか進みません。その理由は、手法ばかりに注目し、人的な側面(知的活力を呼び起こして活かすこと)をおろそかにしてきたからではないでしょうか?本書は企業革新を推進する人材を「ダイナモ(発電機)」と呼びます。組織に眠るダイナモに注目して、彼らを起爆剤として革新を起こそう!企業には今、プリンシプル(経営原則)の変革が必要です。革新の物語の中心には必ず、圧倒的熱量と行動力を発揮し周囲を巻き込む人がいるからです。ルールに従い効率化に励むだけの「優秀な人材」は、もういりません。自らの意思で未来をつくるダイナモの情熱やエネルギーなくして、イノベーションも企業革新も不可能です。特別対談として、一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏とBIOTOPE代表の佐宗邦威氏が語る「ダイナモとその時代」を加えました。ダイナモ人を育成したい、ダイナモ人になりたい人への一冊です。