実際の事例から導き出された「変革成功モデル」。「どの企業にもあてはまる」手法を解説!◆昨今の企業活動は、従来の改善・コスト削減といった積み上げ式の活動から、改革・イノベーションのようなより複合的なテーマに変革の課題が変化してきている。企業の変革を維持するために、著者は4つの力を提案する。1未来志向力:未来に向けた価値を作る活動をし続ける2式年遷宮力:会社の仕組みの刷新を日常的に織り込む3換装自在力:会社の組織・業務をモジュール化し、環境に合わせて適合させる4全社運動力:分散的かつ演出的に一人ひとりの従業員を巻き込む◆また、「4つの力」をより日常的に実行にうつすために、著者は7つのメゾットを提案する。具体的なステップを本書で提案することで、読者が継続的に社内で変革をおこせるようになることを目的としている。1未来年表化:未来のメガトレンド、危機感、会社の価値・本質を共有すること2可視化:事業ポートフォリオ、人材マップ、等の会社の“今”が適切にわかるようにすること3ロードマップ化:人材、技術、設備・IT、等、日常的に実行するべきことは将来向けたロードマップを整備・更新すること4アジェンダ化:ロードマップに基づいた議論・意思決定を適切に行うための会議体の整備およびアジェンダを設定すること5アクションプラン化:誰が、いつまでに、どのようにやるのか、をアクションプラン・予算に落とし込み、実行管理をすること6標準化:イレギュラー、属人的な業務とせず、会社としてのスタンダードは何かを決め、維持すること7ダイアログ化:将来にむけた計画と実行を従業員に絶えず伝えていく方法を確立する