2019年度、新聞協会賞受賞。石油の世紀だった20世紀から、21世紀はデータの世紀になった。ヒト・モノ・カネが生み出すデータ資源はかけ算の原理で増え続け、企業や国、そして世界の秩序を変え始めた。膨大なデータは成長の原動力になる反面、人の行動を支配するリスクも抱えている。かつての産業革命に匹敵するイノベーションが、我々にも変革を迫る。歴史は繰り返す。データの世紀が問いかけるのは、産業構造の転換や企業間の攻防にとどまらない。データが主導する新たな経済「データエコノミー」の最前線を追う日本経済新聞の大型連載「データの世紀」の新聞協会賞受賞を機に、同連載の取材班が加筆、再構成して緊急出版!