50代、60代、70代こそ、人生の黄金時代。個人がもっとも自分らしく生きることのできる、人生のハーベスト・タイムです。――50代からはじまる「白秋期」に収穫の実りを得るためには、毎日とどう向きあうか。誰もが避けられない3K問題(健康、経済、老後の孤独)と、どのようにつきあえばよいか。86歳を迎える著者が、自らの実感を込めて贈る、人生後半の生き方のヒント。【本書の目次より】地図のない明日への旅立ち――まえがき1章 白秋期は人生の黄金期――六十代からはじまる黄金時代2章 たかがお金、されどお金――脱仕事主義のすすめ3章 長寿は幸福に能わず――病院に依存しない生き方のすすめ4章 ことわざの効用――巧言令色のすすめ5章 孤独のユートピア――慣習の絆を断ち自由に生きるエピローグ――あとがきにかえて 人生を、青春、朱夏、白秋、玄冬の四つの時期に分けて考えれば、白秋期とは五十歳から七十五歳あたりまでの二十五年間である。その季節を私たちはどう生きるのか。白秋期は晩年ではない。フィジカルにはさまざまな問題を抱えていたとしても、いまの五十歳から七十五歳までの時期は、むしろ人生の収穫期ではないかと、私は思っている。――まえがきより