「人生っていうのは一度きり。どうせなら一国一城の主になってみたいと、誰もが心の底で思っているんじゃないだろうか。でもさ、それって難しいことじゃないんだよね。大会社の社長になるなんていうのはムリでも、小さな店の主だったら誰にでもなれる。それで、一生楽しく商売続けられる」(「はじめに」より)繁盛店をつくる武器は、本当においしい料理が三品あれば十分。誰もが好きな定番のメニューに力を集中し、「あきず」に「やめず」に「変わらず」続ければ、街で一番の繁盛店には誰でもなれるのです。一国一城の主になれる繁盛店づくりの基本。店づくり、接客、人材育成から商品づくりまで、コーヒー屋、「汁べゑ」をはじめとする居酒屋など外食業一筋50年の楽コーポレーション 宇野隆史社長が語る背伸びせずに続けられる小さな商売のコツ。『トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる』『笑う店には客来たる 楽しむ人には福が舞う』(いずれも日経BP社)に続く、“居酒屋の神様”宇野社長による5年ぶりの新著。前著2冊は、韓国語などの翻訳版も出版され、韓国語版は2冊の累計で16万部超の大ヒットを記録。大企業を退社して第二の人生を歩み出す多くの開業者に勇気を与えました。SNS(交流サイト)などの口コミや写真のきれいさで飲食店のはやりすたりが決まるといわれる今の時代でも、長く続く小さな商売に一番大事なのは、どれだけお客さんに楽しんでもらえるか。宇野氏が考える繁盛店の基本は、時代にも地域によらず大事なことばかりです。