「他にやりたいことがあるので…」「留学します」「家庭の事情で」――退職する社員が会社に本音を告げる事は少ない。だからこそ、「優秀な若手が辞めてしまう」という悩みを持つ企業は、本質的な解決に至ることがなく、同じ事をくりかえします。ただでさえ人手不足のいま、企業の競争力を大きく削ぐことになりかねません。そこで本書では、「入社当初からいずれ転職するつもりだった」「将来が見えない、『こんな風になりたい』という先輩がいない」「労働と給料が見合わない」……など、会社を辞めた若者の本音を聞き出しながら、どうすれば、優秀な社員を定着させる事ができるか、リテンション(定着)マネジメントのポイントを示します。