そろそろきちんと知っておきたい「自動運転の今と未来」いつから使える? 事故は防げる?レベル3って何? 人より上手く運転できる?ドライバーは失業する? 法律改正は必要なの?人工知能に任せて大丈夫? 自動運転車の安全性は誰が保証する?――このような自動運転に関する素朴な疑問に答えます。自動運転は、まだまだ発展段階の技術です。それを活用するための法制度もまだ整っていません。ただし、技術が急激に進化し、法制度が急ピッチで整備されつつあることもまた事実です。実現を待ち望む“夢のクルマ”ではなく、利用環境を議論する“明日のクルマ”となっているのです。自動運転開発における最大の課題はその安全性にあります。免許を持った人間でも失敗が繰り返されている運転を、機械に任せても本当に大丈夫なのかという問題は、簡単に判断できることではありません。まずは私たちが自動運転を受け入れるために納得できる条件を見つけ、その条件の範囲内という限定した形で受け入れを開始するのが現実的でしょう。この本では、さまざまな視点から「自動運転車とは何か」をQ&A形式で解説します。