あらすじ「聖夜」から一週間、何も仕事や予定を入れずに、俊一と英二は穏やかな満たされた正月を迎えていた。 ところが、晃市から年明けのご挨拶に行きたいと言われ、マンションに呼んでしまった俊一に、途端に英二の機嫌が悪くなってしまう。 俊一は英二を連れて、今は誰も住んでいない青山の実家を訪れた。そして、上流階級だった亡き母の着物を着て見せたのだ。英二へ≪ご褒美≫を与えるために……。