山藍紫姫子が描く、無垢なるエロス…
伝説の両性具有小説『虹の麗人』第二弾。
「いやッ――」イリスの、男と女が微妙に入り組んだ、秘密の花園が開かれる。クラーク・ダリは、イリスの聖地に、指で触れた。イリスが悲鳴をあげると、優しくなだめて、少しだけだといい、やがて、指先で少女の花弁を左右にくつろげ、開いた。淡い、淡いまでのローズピンクの花弁が開かれて、つんと可愛らしい形の少年があらわになる。少年に触れると、イリスはひどく取り乱し、悲鳴をたて続けに放った。「少し、勃起してきたようだな」いつくしむように言いながら、クラーク・ダリは指先でまさぐりはじめた。【本文より抜粋】