全巻(1-12巻 完結)

相棒番外編~リトル・ヴァカンス

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「純。そのままで、これを、私のと、おまえのなかに、塗るんだ」 マイケルは若者を見あげながら、ベッドサイドからゼリーの容器を手渡した。 ゼリーを手にして、興奮しながらも、純は羞恥にまぶたをふせる。 マイケルは上半身を起こすと、純の両腿をさらに押しひろげ、二本の指でなかの敏感な局所をこすって刺激した。ぐっと腰がせりあがり、純は、やめろとあえぐが、かまわずくぐもらせた指をこきざみに動かした。 「私が欲しいか、純?」 純は涙をあふれさせた眸で、せいいっぱいマイケルを見あげていた。 嗚咽をもらすまいと奥歯を噛みしめているのが、たまらなく愛おしかった。 なにも答えようとしない固く引き結んだ唇が、たまらなく憎かった。 「私は、純のすべてが欲しい……」 ひとつになった躰から、甘いすすり泣きがしていた。――本文より 『秘処』『ライド・ガイ・ライド』に続く先は――? 伝説の著者が放つ、男たちの甘いBLクライムノベル、番外編。
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相棒の作品情報

あらすじ

「純。そのままで、これを、私のと、おまえのなかに、塗るんだ」 マイケルは若者を見あげながら、ベッドサイドからゼリーの容器を手渡した。 ゼリーを手にして、興奮しながらも、純は羞恥にまぶたをふせる。 マイケルは上半身を起こすと、純の両腿をさらに押しひろげ、二本の指でなかの敏感な局所をこすって刺激した。ぐっと腰がせりあがり、純は、やめろとあえぐが、かまわずくぐもらせた指をこきざみに動かした。 「私が欲しいか、純?」 純は涙をあふれさせた眸で、せいいっぱいマイケルを見あげていた。 嗚咽をもらすまいと奥歯を噛みしめているのが、たまらなく愛おしかった。 なにも答えようとしない固く引き結んだ唇が、たまらなく憎かった。 「私は、純のすべてが欲しい……」 ひとつになった躰から、甘いすすり泣きがしていた。――本文より 『秘処』『ライド・ガイ・ライド』に続く先は――? 伝説の著者が放つ、男たちの甘いBLクライムノベル、番外編。

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