ついに全世界が自由連合とナチス連邦に二分され、史上最大の大戦が始まった。
日本近海では、ヒトラー総統の命によってナチスロシア軍が北海道北部を侵攻。対する自由連合は、上陸したロシア陸軍を孤立させるため「北一号作戦」で対抗し、“二度目の”日本海海戦勝利を狙う。
一方、アメリカはナチスメキシコを制圧したことで、第一・第二段階のカントリーロード作戦が成就し、自由連合の聖域にすることに成功する。
だがヒトラーは、中東地域にドイツ正規軍を投入し、圧倒的な軍事力で勢力拡大に手を緩めることはなかった。
そして、世界中に戦乱が広がる中、ヒトラーの真の狙いが次第に明らかになるのであった──!!
かつてないスケールの異色の大戦を描いた架空戦記、好評第二弾!
この作品は2017年4月・12月に電波社より刊行された『世界最終大戦(3)(4)』を再編集し、改訂したものです。