あらすじ「ね、親分。幽霊が人を殺すでしょうか」―八五郎がもってきた今度の事件は・・・。町道場の高弟・川波勝弥が後ろから一と突きに刺されて死んだ。最も疑わしいと思われる人物には完璧な不在証明がある。一方、死体の傍には川波に捨てられ自害した娘の懐ろ鏡が割れて落ちていた。 表題作「懐ろ鏡」ほか十篇を収録。 (本書は2005年5月1日に株式会社 嶋中書店より刊行された書籍を電子化したものです)