1642ー1649年に絶対王政を打倒すべく起こったのが、清教徒(ピューリタン)革命である。その当時の政治的主張は、国王派、議会派、中立派、盟約派、カトリック同盟など、さまざまな主張が入り乱れていた。本書では、革命に思想的バックボーンを与えた思想を明らかにする。
【目次より】
目次
はしがき
凡例
序説 ピューリタン革命の経済的背景
I 反独占運動の発展
[1] 王室独占の解体
[2] 自由貿易論の展開
[3] ギルド民主化運動
II 農業・土地問題
[1] 土地所有関係の変革
[2] 囲込みと農業改良思想
第一章 左翼民主主意義の成立 ジョン・リルバーンとレヴェラー運動
I 分析の視角
II リルバーンの思想的発展とその背景
III レヴェラー運動の展開とリルバーン
IV 『人民協約』の成立
V 『人民協約』の発展
VI レヴェラー運動の性格
第二章 社会主義ユートウピアの構想 ジェラード・ウィンスタンリとディガー運動
I 研究史的展望
II ウィンスタンリの神学的歴史・社会観の成立
III ディガー運動の実践へ
IV ユートウピアの構想とその特質
第三章 革命的無政府主義の先駆 第五王国思想の発展
I 問題の所在
II 「第五王国」思想の展開
III 第五王国派の成立
IV ジョン・ロジャーズの社会思想
V プロテクター政権と第五王国派
VI 第五王国派の性格
第四章 不服従運動とその思想 初期クェーカーの社会思想
I 問題の提起
II クェーカー主義の成立
III プロテクター政権とクェーカー運動
IV 「内なる光」と社会批判
V 初期クェーカーの社会思想
第五章 エピローグ 総括と展望
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