戦後間もない1950年初期に、保守的な動きが強まった。当時は、敗戦の直後ということもあり社会主義的・民主的な思想が隆盛していた中で、保守的な思想が反動として復活したことに対し、日本の進むべき方向性を示した本書は、当時の日本の思想状況を知るための貴重な資料である。
【目次】
はしがき
第一部 民主主義のために
革命と道徳
革命と大学
革命と暴力
社会民主主義と国会の保守性
総選挙を顧みて
ひとごとではない
革命問答
反動問答
この数年間民主主義は日本において進歩しつつあるか
第二部 平和主義のために
民族主義と国際連帯主義
内乱
思想の争いは必らず戦争になるか
アメリカとソヴエトはどういうわけで協調できないのか
平和論争の盲点
私の愛国心
毛沢東と中国革命
日本・中国・ロシア
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