永劫回帰とは? 超人とは? 京都学派の巨人による、寓意に溢れるニーチェの主著『ツアラスツストラ』を読む人のための手引き。
京都学派の巨人の一人である著者が、難解で知られるニーチェの『ツァラトゥストラ』を丁寧に読み解いていく。わかる人も、わからない人にとっても、有益な入門書。日々生きていく中の課題に新鮮な見方を与えてくれる一冊です。
【目次より】
序
緒言
第一章 ツァラツストラとニーチェ
第二章 ツァラツストラの誕生
第一節 「悦しき科学」との関係
第二節 ツァラツストラの成立過程
第三章 ツァラツストラの構造
第一節 序説について
第二節 「彩られし牛」と呼ばれる町での説教 第一篇
第三節 「幸福なる島々」における説教 第二篇
第四節 漂泊者の言葉と快癒者の言葉 第三篇
第五節 ツァラツストラの誘惑 第四篇
第六節 大なる正午とツァラツストラの死 書かれざりし第五篇と第六篇
第四章 教説としての超人
第一節 歴史的未来としての超人
第二節 歴史的批判者及び創造者としての超人
第三節 生の肯定者としての超人
第五章 実存としての超人
第一節 重力の精とは何か
第二節 嘔吐としての生 ワグネル、レー・ルー
第三節 ニヒリズムの最も極端な形式としての永劫回帰
第四節 肯定の最高方式としての永劫回帰
再刊にあたって 久山康
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