詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、詩集・散文集である。
【目次より】
詩集『田舎のモーツァルト』(昭和四十一年)三八篇
冬の雅歌
不在
妻に
ハインリッヒ・シュッツ
秋
霧と風の高原で
岩を研ぐ
春の葡萄山
モーツァルトの午後
出合い
歳月
田舎のモーツァルト
ひとりの山
七月の地誌
回顧
車窓のフーガ
高処の春
あかがり
復活祭の高原
山中取材
野の仏
蝉
或る石に刻むとて
湖畔の朝
鴨
和田峠
馬籠峠
上越線にて
受胎告知
春興
桃咲く春
高地牧場
故園の歌
十年後
朝の門前で
草津白根
予感
飼育場風景
詩集『その空の下で』(昭和四十五年)から 一八篇
されど同じ安息日の夕暮れに
音楽会で
シューマンと草取り
一つのイメージ
ほほえましいたより
復活祭
晩年のベルリオーズ
森林限界
詩人と笛
夏行
鎌倉初秋
古い山の地図を前にして
続けかしの歌
二つの現実
エリュアール
その空の下で
黄道光
沈みゆく星に寄せて
散文 山は離れど
山は離れど
おおるり・こるり
小梨の花咲く上高地
秋の山にて
憧れのオーヴェルニュ
ヤドカリ
昔の仲間
夏の花
『緑の斜面』に寄せて
きれぎれの思い出
写真機と奥武蔵
三ツ葉ツツジ
自然・音楽・祈り
中世の秋とルネサンスの春
わが生の伴侶 歌
その時々のバッハ
バッハのオルガン音楽
バッハ音楽への感謝
私とベートーヴェン
クープランとラモー
私のベルリオーズ
カロッサ
ヘッセ
ジャム
思い出
私の語学独学自習
野のキリスト者
朝の山と夕べの渚
拾遺詩篇 一九篇
寒夜に思う
番所の原
山の湖
雉
秋
無名の冬
ひそかな春
大日小屋(金峰山)
行者小屋(八ガ岳)
七丈ノ小屋(東駒ガ岳)
将棋頭ノ小屋(木曽駒ガ岳)
今日
紐
演奏会から帰って
音楽に寄せて
詩を書く
オルガンのしらべ
浜辺
朝のコーヒーを前に
後記
著作年譜
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