詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
高原暦日(一九四六年~一九四七年)
到着
恢復期
野薔薇
森のオルフォイス
真夏の散歩
晩夏
音楽会
野鳥と風景
冬空の下
美しき視野(一九四六年~一九四七年)
九月の断章
高原初秋
風の音
ホオジロの歌
菌類一種
エゾゼミ
ちいさい物
ウーロン茶
雲に寄せることづて
雲二題
或る夕べの雲
或る朝の雲
入笠山にて
採集行
別れの曲と到着の歌
湖畔の町の半日
ホトトギス
童話
秋の林にて
背負子
マーテルリンクの朝
春はふたたび
ベアルンの歌
背負子
山村俯瞰
友情
森の子供たち
碧い遠方(一九四七年~一九五〇年)
店頭の青げら
泉
初秋の数日
石の花びら
木苺の日
紫つめくさ
草に寝て
一日の終りに
乾草刈の頃
豆畠にて
落葉掻きの時
蹄鉄工
二月の春
春の雲
寂しさと桜草と
朴の杖
小さい旅人
盛夏白昼
冠着
初秋の湖
老の山歌
西穂高
入笠山
草山のはて
入笠小屋
或る遭遇
秋の隣人
初冬の客
柿
初心者
輝石
虹
秋の丘で
湖畔の星
黄びたきの災難
雛鳥記
黄昏の飛行家
ハドスン的な冬の一日
後記
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