ヨブ記は旧約聖書所収の書物。神の裁きと苦難の問題を扱う。特に、正しい人に悪いことが起こる「義人の苦難」の文献として知られる。
『旧約聖書』中の書物。執筆者はモーセとされているが、実際の作者は不明である。『ヨブ記』の中心テーマは、神の裁きと苦難であり、また「義人の苦難」が扱われている。つまり、なぜ良き人が苦しむということが起こるのかを問うている。「ヨブ記」には、神の前に出現するサタンが描かれてもいる。
【目次より】
序
ヘブル語アルファベット発音表
参考とせる註解書その他
プロローグ(ヨブ記一―二章)
ヨブの敬虔と幸福(一ノ一―五)
神とサタンとの対話(第一回)(一ノ六―一二)
最初の試練(一ノ一三―二二)
神とサタンとの対話(第二回)(二ノ一―六)
ヨブの病、再度の試練(二ノ七―一〇)
友人の訪問(二ノ一一―一三)
ダイアローグ(ヨブ記三章―四二章一ノ六)
ヨブの発言 その嘆き(三章)
エリパズの弁論(四章)
エリパズの弁論の続き(五章)
ヨブの答え(六章)
ヨブの嘆き(七章)
ビルダテの登場(八章)
ヨブの答え 皆同一(九章)
再び生の否定(一〇章)
ゾパルの登場(一一章)
三たびヨブの反論(一二章)
ヨブの道(一三章)
絶望の生(一四章)
私訳
旧約口語訳について
ヨブ記におけるサタン
Tur-Sinai の The Book of Jobなど
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