CEO(最高経営責任者)をはじめ、肩書きに「最高」とつくCクラスの経営幹部は、財務やオペレーションの管理に長けていることが重要だとされてきた。だが、そのようなハードスキルだけで自社を成功に導ける時代は終わりを迎えた。現代のリーダーが組織で成果を上げるためには、自分自身のことを正確に認識でき、コミュニケーション能力に優れ、多様な人材と協働し、他者の気持ちを察することができる力、すなわち高度な「ソーシャルスキル」が不可欠である。本書では、最高経営幹部にソーシャルスキルが必要とされる理由を明らかにしたうえで、企業がこれから取るべき具体策を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。