あらすじサバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別(トリアージ)する、あまりにも過酷な仕事だった――。