教師を苦しめるのは「過重労働」だけではない!
教育改革の重圧、生徒や保護者との確執、味方にならない校長……
学校教育の「ねじれ」構造の実態を明らかにする!
ゆとり教育をはじめ、過去、文部科学省によって決定されてきた教育改革は、度々失敗に終わっている。
その原因は、理論上の正しさばかりを重視し、実践までを考慮に入れていない点にある。
教育現場で子どもに向き合う教師たちは、戸惑い、苦しみながらもより良い教育のために奮闘してきたのである。
果たして、教育改革の失敗の本質とは何か。
そして2020年の教育大変革に備えて今すべきこととは?
高校教師37年のキャリアを持つ著者が、圧倒的な現場目線で提言する。
<目次>
第1章 アクティブ・ラーニングは日本の教育を変えるか
第2章 教師は「個性」を鍛えよ
第3章 学校教育を揺るがすちから
第4章 教師はいかにして権威を失ったか
第5章 「子どものため」は教師の驕りである