――日本人が、今も共産主義を恐がり、イヤがるのには深い理由がある。
中国とロシアの、血塗られた残虐な革命の歴史を肯定することはできない。
あれらは、やってはいけなかった人類史の実験だったのだ。
案の定、大失敗した。
今、アラブ世界で起きているIS「イスラム国」という過激派たちの出現の問題もよく似ている。
私たちは、それでもなお、日本に迫り来る共産・中国の巨大な力を、
正確に測定して感情に走ることなく、冷静に対策を立てなければいけない。
属国日本論で論壇に登場した著者が、今また「日本は中国の属国になるだろう」論をぶち上げる。
反共主義一点張りの右翼言論人と、共産主義の悪をごまかした左翼リベラルの両者に鉄槌を下す。