あと片づけと整理は違う
「あと片づけ」
――使ったものを「あらかじめ決めた場所」=「定位置」に戻す。
「整理」
――乱れた状態にある物を整えることで、ムダな物、不要な物を取りのぞく。
出しっぱなしになっている物を一つひとつ定位置に戻していきますが、この時に物の選別はしないでください。
「これは使うかな?」、「これは捨てようかな?」と考えるのは「整理」の時にする作業です。
「あと片づけ」と「整理」という2つの作業を同時にすると、手間や時間がかかってしまい、スッキリ感を味わうことができなくなります。
片づけが苦手な人が、片づけを面倒くさいもの、嫌なものと思って、「不快」ととらえがちなのは、片づくとスッキリして気持ちがいいと思う「快」を味わえていないからです。
定位置に戻すことだけに集中し、スッキリ感を味わうことができれば、あなたにとって片づけは心地よいものとなるはずです。(本文より)
アドラー心理学のエッセンスで、驚異的に片づけがはかどることを解説した実用・自己啓発書。
片づけは、自分の心の整理ができていないと必ずリバウンドすることを教える画期的な書。