いまこそ見直したい近代化遺産の数々
近代日本の発展に大きな役割を果たした旧日本軍。
ところが、昭和20年の終戦とともに、旧軍の関連施設はその歴史的価値を顧みられることもなく忘れられ、あるいは無残に破壊されてきた。
近年、近代遺跡の再評価がすすんでいるとはいえ、旧軍施設に対する注目は十分とは言えず、今日でも老朽による取り壊しなどが相次いでいるのが実状だ。
本書は長年にわたって旧軍にまつわる史跡を追い続けてきた著者が「帝国日本」の面影をいまに伝えるスポットを厳選して紹介している。
ぜひ本書を携行して現地に赴き、現代日本の礎となった人々に思いを馳せてほしい。
序章 戦後70年目の戦艦武蔵発見
第1章 要塞・トーチカ
第2章 鎮守府・師団・司令部
第3章 兵站・工廠・産業遺産
第4章 帝国軍人ゆかりの地をめぐる