はたしてカジノ法案は、日本を幸福に導くのだろうか?
日本のカジノ導入議論は、これまで「別の土俵からの空中戦」であった。
つまり、カジノ推進派は地方再生・観光客増加などのメリットだけを強調し、反対派はギャンブル依存症問題・治安悪化などのデメリットだけを主張してきたのだ。
では、そもそも推進派が主張する「カジノで日本経済が成長する」は真実なのだろうか?
本書では、「ゼロサム」「カニバリゼーション」「ジャンケット」「コンプ」といったキーワードからIR型カジノの危うさを明らかにしていく。
カジノの危険性と、そこに残された可能性から、カジノが日本を幸福にするのかを問い直す。