数学が嫌いでも、数字は楽しめます。あなたは、数字の食わず嫌いになっていませんか?
数字はえてして無味乾燥なものの代名詞のように言われていますが、本当はそうではありません。ちょっとした数字を付け加えることでコミュニケーションにリアルな肌触りと潤いが生まれます。数字は、使い方によって、人をだます道具にもなれば、コミュニケーション能力を高める秘密兵器にもなります。まさに武器としての〈数のセンス〉です。
本書は、誰もが興味をもつ確率の話から始めて、数字を使った比喩の使い方や、日常生活で数字と親しむ方法などについて語りながら、必要以上に数字を怖がらず、必要以上に数字をありがたがらず、ウソがあれば見抜ける眼力、その注意すべきポイントと考え方のコツを軽妙洒脱な筆致で教えてくれます。
読むだけで身につく〈数字に強くなる本〉です。
*車に当たる確率と宝くじに当たる確率はどちらが高い?
*健康診断の一次検査で引っかかって病気である可能性は?
*7番勝負に賭けるもっとも効率のよい賭け方とは?
*降水確率30%――あなたは傘をもっていく派、それともいかない派?
*2000年間毎日1億2千万円ずつ積み立てた額を、世界は軍事費として1年間で消費する!
*米国議会図書館の全情報が角砂糖サイズ1個のメモリーに収録される技術の真偽とは?
〈目次〉
序 章 身の周りにあふれる数のウソ
第1章 数の世界にひそむワナと発見
第2章 意外だけど納得できる確率の話
第3章 数字表現センスを身に付ける
第4章 数の世界を思いっきり楽しむ