あらすじ家族が認知症だとわかり、いざ介護が始まったとき。悩まされるのが、認知症の人の「かたくなさ」。何かと「したくない」としぶる。妙なことにこだわり、聞く耳をもたない。一度機嫌を損ねるとなかなか直らない……。頑固になる、怒りっぽくなる、「介護拒否」をする。 「もっと素直になってくれたら、ずっと介護がラクになるのに」──けれども、当人には当人なりの理由や道理がある。それを理解し受けとめると、驚くほどすーっと穏やかになってくれる。反対に、こちらの接し方で、かたくなにさせてしまっていることも。 かたや訪問介護ヘルパーとして、かたやデイサービスの経営者として、「認知症対応の手練れ」である2人がタッグを組む本書。どう接すれば、認知症の人の気持ちを逆なでせず、日々穏やかに過ごしてもらえるか。現場に根ざしたノウハウを提供する。すぐに使えて、介護がラクになる!現役のデイサービス介護士による「認知症介護あるある」マンガも掲載。