あらすじヨーロッパ東端に位置するアンドラーシュ国の次期皇太子候補に選ばれた樹は、同じく候補のアルフレートと皇太子決定まで古城に軟禁されることに。日本人の血を引く樹へ向けられる、幼いころからの無言の差別。そんな中、唯一心を許せる相手だったアルフは、十年前なんの相談もなく自分のもとを離れた。傷つき、賢王となるべく自らを厳しく律して理想に縛られる樹。しかし、アルフの傲慢な愛撫に己の秘めた欲望を暴かれてしまい…。