※電子版は書き下ろしショートストーリー
『スーパーでのひと時』の特別付録つきです。
正反対の二人が
「本」を通じて
心の距離を縮めていく
高校デビューを果たし、自他共に認める陽キャとなった清水奏太。
友人との会話のネタになるのはほとんどがスマホから。
開けば面白くて刺激的で、ラクに楽しめるコンテンツが盛りだくさんだ。
逆にいえば、情報過多な昨今で、疲れるし時間もかかる、
エンタメ摂取のコスパが圧倒的に悪い読書を好む人たちの気持ちが、
奏太には一ミリも理解出来なかった。
高校一年の秋、彼女と出会うまでは──。