本書は算数の苦手意識をなくし、楽しく6年間の算数を解くことを目指します。
「低学年で学ぶ『数の分解と合成』をきちんと理解していれば、6年間の算数は最後のラスボス『分数のわり算』までスラスラ解ける」と、樋口先が言われるように、算数は覚えることが多いように思われるけれど、基礎基本を工夫すれば、発展的な問題も解けるし、そこに算数の楽しさがあります。
そのため、学習内容の列記(暗記)ではなく、「問題をどう把握して、解くか」という実践的な部分を充実しています。
実践的部分というのは、具体的に言えば、「ケアレスミスを防ぐ見直しの仕方」や「文章題を読み解く方法」などのことで、つまり、テストの点数がぐんと伸びることでしょう。
さあ、本書をひらいて、算数の楽しさを知って、算数が得意になりましょう!
目次
1章 算数の基礎を身につけよう
1 「いくつといくつ」が算数の基礎
2 さくらんぼより大事な合成・分解
3 算数の用語を正しく使えますか
4 ひっ算のミスを減らそう
5 わり算のひっ算はスモールステップで
6 定規を使って線をひく意味
7 日常生活でも使われている算数
2章 具体から抽象へのステップ
1 量感覚や空間感覚を身につけるために
2 直接比較の体験を大切に
3 文章題で最初につまずくポイント
4 まずは絵を書いてみよう
5 文章題をわかりやすくしよう
3章 算数を創造する
1 創造することが算数の楽しさ
2 小数・分数の計算を創造する
3 〇〇のまとまりで創造する
4 分数のわり算を創造する
5 九九も創造できる
6 「はじき」がなくても創造できる
7 割合を創造する
8 きまりを創造する
9 データの活用で創造する
6年間の算数
数と計算(1) 整数と計算
数と計算(2) 小数と分数
数と計算(3) □や文字を用いた式
数と計算(4) 約数と倍数
図形(1) 直角と図形
図形(2) 対称な図形
図形(3) 面積
図形(4) 立体図形
図形(5) 円と円柱
測定 単位
変化と関係 1単位あたりどれくらい
データの活用(1) データといろいろなグラフ
データの活用(2) 平均値/中央値