あらすじ資産家の老人が遺体で発見されたのは、伊根湾名物「舟屋」に収められた和船のなかだった。地方特別捜査官の朝倉真冬は疑問を抱く。犯人はなぜ、約二百三十軒ある舟屋のなかからここを選んだのか。地元警察はこの点に迫ろうとしない。故意の捜査遅滞を疑いながら独自調査を進める真冬は、伊根湾沖の財宝引き揚げをネタにした出資詐欺事件に辿り着き――。大人気警察小説シリーズ第五弾!