「ずっと追っていた。その愛を得るために――」『胸の痣と先見の力を持つ娘は十八で死ぬ』遠い昔そんな呪いを竜より受けた領主家の娘アメリア。彼女はいつ呪いが発動するか知れない中、前向きに解呪法を探る日々を送っていた。心の支えは護衛騎士のテオ。彼もまたアメリアを深く愛していたが、時折聞こえる邪悪な声に悩んでいた。彼女に愛を与え、絶望させて殺せ――。それが己の前世である竜の声だと気づいた時、彼は彼女に愛を囁き積年の想いを遂げる。内なる闇に染まり始めた彼の真意は――。前世の闇に囚われた騎士×呪いに抗う太陽の乙女、愛と共に死と絶望を求める〝竜の呪い〟の正体は…。【目次】プロローグ第一章第二章第三章第四章第五章第六章第七章エピローグあとがき【関連ワード】ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫