見られることがこの上ない歓び――
異常な性癖をもつ皇后様は、熱い快感に酔い痴れ…。
召使いたちの前で、こんなことをされるなんて!
その皇后は国でたいそう人気があった。美しく機知に長け、夫の皇帝とも仲睦まじい。
だが皇后にはひとつだけ、奇妙な性癖があった。
それは、見られることに異常なまでの歓びを見出す“露出癖”があること。
ある晩、ついに皇后は生まれたままの姿で晩餐会に現れた。
「どう? 新しい仕立て屋につくらせた特別なドレスなの」
息をのむ貴族たちを前に満足げな皇后を見て、さすがに皇帝は案じた。
せめて公衆の面前では、愛する妻が“見られる歓び”を追求せずにすむよう、
私が手を打たねば――。皇帝は城の中に秘密の劇場をつくらせ、家臣を招いた。
あの“ドレス”を着た妻を舞台に上げ、私も同じ“衣装”で彼女の背後に立つ。
後ろから突かれ、エクスタシーに悶える姿を観客に見られ、妻はどんなに歓ぶだろう……!