人を救い、世を立て直す――。明治・大正・昭和・平成の時代、人びとが抱えた苦悩に真正面から向き合い、生きる喜び、いのちの尊さを説き続けた立正佼成会開祖 庭野日敬(にわの・にっきょう/1906-1999)。その半生を通じて折々に思い、行動し、追い求めた<大いなる道>とは。まんがでつづる庭野開祖の一代記です。【第3巻】長沼妙佼脇祖とともに「大日本立正交成会」を創立し、布教にまい進する庭野開祖。しかし、戦争へと向かう時代にあって、活動に対する容赦ない弾圧が待ち受けていました。混乱の中でそれぞれが別離を味わいながら、交成会が「貧・病・争」に苦しむ人びとの拠り所となっていくさまを描きます。