あらすじ兜跋組副長の松平清之介はひとり組を脱けて悄然と佇む大川端で、大身の侍から声をかけられた。御側御用取次に出世した旧友の上岡真太郎であった。上岡の許に身をあずけた清之介に、ある日、驚愕の真実と密命が告げられた。一方、兜跋組の頭・竜崎沙王には老中水野忠邦から清之介を討ってほしいとの依頼が・・・…。