散歩の楽しみの一つに、足元の花や草、果実、空、水、鳥、動物など、自然の美しい「色」を見ることがあげられます。何気なく見ているすべてのものに「色」があり、色は無意識のうちに人の心にも影響を及ぼしています。日本には、古来より動植物や空などの「自然の色」から取り入れられた美しい「日本の伝統色」がたくさんあります。本書では、「桜色」「若草色」「天色」などの「日本の伝統色」の色名とあわせて、その語源やエピソードなどの雑学を美しい写真と共にたっぷり紹介。コロナ禍で世の中が疲弊している昨今眺めているだけで心を癒してくれる一冊です。