世間を騒がす大怪盗「ファンタジスタ」の名を継ぐことになった、15歳の織戸恭也。彼は花里グループの跡取りとして生まれながら、陰謀により行方知れずになった子ども。じつは初代ファンタジスタにかくまわれ、鍛えられながら成長していたのだ。「2代目怪盗」となっても、恭也はまったく動じず自分のスタイルを貫く。その動きは予測不能。天衣無縫。2人の配下・マサキとツバキは、戸惑いながらも付き従っていく。いったい何がしたいのかって?――頭のかたい大人(やつら)が思いつかないことの全てだよ!不動の人気シリーズ『怪盗レッド』から、彼がいま、飛翔する――。