クライブの本当の気持ちを知ったものの、はっきりと答えを出せずにいるティア。
一方で以前とは打って変わって、ティアへのまっすぐな愛情を隠さず溺愛してくるようになったクライブ。
ドキドキと胸が高鳴る一方で戸惑いもあったが、クライブを好きだという気持ちはほぼ固まりつつあった。
告白の返事を待たせたまま、ティアは王妃として仕事で北方騎士団へ出向き、帰ったらちゃんとクライブに返事をしようと覚悟を決めた矢先、実母がクライブに宛てた手紙を入手した。
そこには衝撃の内容が書かれていた――!?
これまで第二王女として母の言うとおりに過ごしていたティアだったが、怒りが頂点に達し、抗議するため自国へ向かうことに。
ティアの王妃としての運命は……そして、クライブと想いを通わせることはできるのか――?
じれじれだった国王夫婦の恋がようやく実る最終巻!
結婚から始まる恋も、きっと悪くない!
『鈍感な王妃と不器用な国王(7)』には「第七章 恋とはどんなものかしら 振り回される王妃」~「第八章 恋を知った王妃 いばらの国」(前半)までを収録