相性最悪のはずの二人に、波乱と共に甘い恋の予感が訪れる!
ロゼッタ女王国の第二王女のティアは、突然、政略結婚で隣にあるノースランド王国の王妃となった。
実は夫である国王クライブとは幼なじみなのだが、成長してからの交流はほとんどなかった。
それでも仲睦まじくあろうと思っていたのに、初夜に「抱く気が起きない」と言われ、ティアは一気にクライブを嫌いになってしまう。
口を開けばいつも喧嘩腰になってしまうのに、なぜかクライブは毎朝ティアの部屋を訪ねてくる。
クライブが何を考えているのかは謎だが、王妃としての役割はきっちり果たそうと頑張るティア。
ある日クライブを失脚させるたくらみを耳にしたティアは、彼にそれを伝えるのだが……。
いつもの喧嘩とは違い、何か嫌な予感がする。
クライブのことが心配でもあり、気になってしまうティアは、どうして自分がこんな気持ちになるのかがわからない。
そんな時、ティアの元へ幼いころ仲が良かった別の幼なじみが現れ、本当は自分たちが婚約するはずだったのにクライブが邪魔をした、という話を聞かされ――!?
<作者より>
甘いけれど爽やかで、ハラハラ感も楽しめるようなラブストーリーをお届けしたいと思い執筆した『第二王女も楽じゃない!』が電子書籍になります!
素直になれない王妃と王がともに事件を乗り越え、愛を育んでいく純愛物語です。
書き下ろしのお話もありますので、お楽しみいただければ幸いです。『鈍感な王妃と不器用な国王【完全版】1』には「第一章 恋を知らぬ王妃 愛のない結婚」~「第四章 政略結婚の裏の裏 四年前のあの日」までを収録