あらすじ使徒との騒動が片付いたある日のこと。イリアとハクは、リュネビルの街の外を進む馬車の中にいた。石畳から顔を覗かせる草花、なだらかな丘陵。初めて街を出たハクは、美しい景色の数々に目を輝かせていた。そんなハクはイリアに、彼女が初めて街の外に出た時のことを尋ねる。楽しい思い出話を期待したハク。しかし、イリアの答えは予想外のもので--。生まれ故郷であるエルフの里で、かつてのイリアが目にした壮絶な真実、そして待ち受ける、切なすぎる別れとは。「小説家になろう」発の大人気シリーズ、待望の新ストーリー!