あらすじ亡くなった妻の衣服に「ありがとう」と頭を下げ、手放していった――朝日新聞への投稿【『感謝離』ずっと夫婦】で大反響を呼んだ河崎啓一さん、90歳。最愛の妻和子さんを失い、遺品を整理したときの心境を綴り、その瑞々しい感性と前向きな終活ぶりに共感の輪が広がっている。「パートナーに先立たれ、心の時計が止まってしまった」「遺品を前に立ちすくんで一歩も進めない」……そんなあなたのつらい背中を、河崎さんがそっと押します。夫婦愛と明るい終活のヒントに溢れた感動の実話。