あらすじ2017年2月、国有地払い下げ報道に端を発し、日本中の注目を集めた森友学園事件。その渦中にいた籠池泰典・諄子夫妻は、同年7月、大阪地検特捜部により逮捕され、2018年5月に保釈が認められるまで大阪拘置所で300日を超える異常な長期拘留を強いられた。拘留中、諄子氏は毎日溢れ出る自らの思いを手紙に書き、担当弁護士に送り続けた。その数、400通以上。検事の苛烈な取り調べ、看守によるいじめ、孤独な独房生活を記す一方、昭恵夫人との交流、稲田朋美議員など政治家との関係、自らの生い立ち、夫への愛、愛する息子の死など、これまでの人生を包み隠さず記している。本書はそれらの中から抜粋し、まとめたものである。獄中から発せられた諄子氏の「心の叫び」とは――。