あらすじ“天下五剣”のうちの一振りである、名刀「三日月宗近」。中高年男性に愛好家が多い日本刀だが、ゲームの影響もあり、近年は“刀剣女子”も急増。なかでも「三日月宗近」が一番人気と言われている。本書は、平安時代から現代まで数々の争乱の時代を経て生き延びた名刀「三日月宗近」の波瀾万丈の物語。足利義輝、豊臣秀吉、徳川家康ほか、名だたる武将や時の将軍の手に渡り、第二次大戦後、GHQからうまく逃れたものの金貸しの間を転々とし、現在は東京国立博物館で安息の日々を送る。