祖母の残した錬金術道具を使い、錬金術に夢中になる少年スヴェイン = シュミット。彼は5歳になったとき、『職業』を授かる『交霊の儀式』にて“なにものでもない”を意味する職業【ノービス】を授かる。それは、特に秀でた分野も苦手な分野もない不遇な最下級だと思われている『職業』だった。しかし、“なにものにでもない”とは“なにものにもなりうる”ということ。実は【ノービス】はすべての才能をほんの少し持っている『職業』であり、努力次第で様々な力を手に入れることができる、とてつもない『職業』だったのだ!それまでの実績で職業が変わる10歳の『星霊の儀式』で目指すのは、【錬金術師】系統の職業。初級職しか授かれなかったため、実家の貴族家から勘当されてしまった少女アリアと一緒に日々研鑽を積むスヴェインだったが、聖獣たちを助けたことにより、その目標を大きく変えていくことになり・・・・・・。少年と少女と聖獣たちが織りなす、“なにものにもなれる”物語、ここに開幕!