日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。』に続き、西洋童話をベースにした連作短編ミステリが誕生しました。今作の主人公は赤ずきん! ――クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。全編を通して『大きな謎』も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません!
本作をもっと気軽に読者へと届ける為に、エピソードごとの分冊版を作成しました。分冊版3は、第3章『眠れる森の秘密たち』。
お姫さまが眠り続けている国を訪ねた赤ずきん。国の宰相を助けたことで屋敷に泊めてもらうことになりますが、宰相の召し使いの息子が、人を殺したというのです……。
※興味を持ったエピソードだけ読むのでも面白いですが、第1章から順に読み進めますとよりお楽しみいただけます。